【mineoVoLTE】知ればAプランのSIMカードを正しく選べる!
VoLTE SIMのメリット、仕組み等、気になるを全て解説します
ドコモの通話音質は、昔から非常に高い音質でした。auは通話音質ではドコモには及びませんでした。しかし、auも通話音質を高めるため、通話に高速の電波を利用するようになり、auの通話音質もドコモと比較して、ほとんど変わらない通話音質になりました。
VoLTE SIMは「LTE」という高速の通信を利用して、通話音質を高める技術です。auのSIMカードで利用されています。mineoでもauのVoLTEに対応しています。
しかし、ここで問題があるのです。mineoでVoLTE SIMに対応していることによって、複雑になってしまいました。
この端末はVoLTE端末だからmineoではVoLTE対応SIMのサイズはnano SIMで・・・、あっ!SIMフリー化していないからVoLTE対応SIMは使えない!・・・なんてことがあります。非常に複雑ですね。
この記事ではVoLTE SIMについて、詳しく解説をします。
複雑なVoLTE SIMを理解して、失敗無く、簡単にSIMカードが選べるようになりましょう。
【mineo・VoLTE SIM】どんなもの?
VoLTE SIMとは、通話の通信をLTEとしているSIMカードです。従って、通常のAプランのSIMカードと比較して、通話音質が高いです。
【Aプラン通常SIMの場合】
- 通話:3G 回線
- 通信:LTE 回線
【AプランVoLTE SIMの場合】
- 通話:LTE 回線
- 通信:LTE 回線
しかし、VoLTE SIMにはデメリットもあります。通話で3G回線を利用していた方が、いろんな場所に電波が届くので、LTEでは電波が届かない場所でも電話をすることが出来ます。VoLTE SIMでLTE電波(高速の電波)が届かない場所にいる場合、電話もネットもできません。
【VoLTE SIMのメリット・デメリット】
- メリット・・・通話音質が高くなる
- デメリット・・・通話が出来るエリアが狭くなる
SIMカードの規格
SIMカードは大きさによって、nanoSIMやmicroSIM等、種類が違います。SIMカードの大きさの規格は、基本的にこの3つです。
VoLTE SIMはSIMカードのサイズで分類されたSIMカードでは無く、通話音質が高い機能の付いたSIMカードです。つまり、nanoSIMサイズのVoLTE SIMもあれば、nanoSIMサイズの通常SIMもある、ということです。
通話音質が非常に良い
既に説明してきたことですが、VoLTE SIMの最大の特徴(メリット)は、通話音質が高いことです。それは、通話で低速の3G回線では無く、高速のLTEの通信を利用するためです。
【mineo・VoLTE SIM】どうやって選べばいいの?
mineoのAプランでSIMカードを購入する時、mineoの公式サイトで事前にサイズ等を確認する必要があります。では、どのように公式サイトで確認をすればよいのでしょうか。これから、mineoの公式サイトでSIMカードを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
なお、SIMカードを選ぶ際のmineoの公式サイトはこちらです。
【SIMサイズ選ぶポイント】
- SIMカードのサイズ(nanoかmicroか)
- VoLTEかどうか
- SIMフリー化が必要か
【SIMカード選び方】SIMカードのサイズ(nanoかmicroか)
例えば、mineoの公式HPでauの動作可能端末か確認すると、上の画像のような表が出てきます。上画像では、iphone7は通常nanoSIMかVoLTE nanoSIMのどちらでも選べるということが分かります。
しかし、VoLTE nanoSIMを使う場合、SIMロック解除をする必要がありますので、SIMロック解除をしていない場合、nanoSIMを選ばなければそのままmineoを利用できません。
【SIMカード選び方】VoLTEかどうか
例えば、mineoの公式HPでauの動作可能端末か確認すると、上の画像のような表が出てきます。Galaxy S7 edgeでは、nanoSIMのVoLTE SIMが利用できることが分かりますが、ほかに利用可能なSIMカードが無いため、nanoSIMサイズのVoLTE SIMでないと利用できないことが分かります。
iphone7のように通常nanoSIMでもVoLTE SIMのnanoSIMでも利用できる端末もあれば、Galaxy S7 edgeのようにnanoSIMのVoLTE SIMしか利用できない端末もあります。端末によって、VoLTEしか利用できない場合がありますので注意が必要です。
【SIMカード選び方】SIMフリー化が必要か
iphone7やGalaxy S7 edgeではSIMフリー化をしないとVoLTE SIMが使えませんでしたが、iphone8ではSIMフリー化をしなくてもVoLTE SIMが使えます。
端末によって、VoLTE SIMを利用するためにSIMフリー化が必要な機種とそうでない機種があります。
<大失敗>SIMカードを間違えてしまった・・・
SIMカードを間違えてmineoで申し込んでしまった場合は、mineoを使うことが出来ません。せっかくmineoを申し込んで、1週間ほど経って自宅にSIMカードが届いて、自分の端末にSIMカードを入れて色んな設定をしても、ネットや電話がつかえません。
間違えて申し込んでしまった場合はもう一度SIMカードを再発行する必要があります。有料になりますので、3,000円程の料金もかかります。
【間違えてSIMカードを発行した場合】
- 再発行する必要がある
- <時間がかかる>再発行にもう一週間ほどかかる
- <費用が掛かる>3,000円程の再発行事務手数料がかかる
【mineo・VoLTE SIM】ずばりおススメ?おススメじゃない?
結論からいうと、通常SIMかVoLTE SIMを選べるなら、VoLTE SIMを選ぶことはそれほどおススメしません。なぜなら、通常のAプランの通話音質で気になるという人は少ないということと、通話音質が低くて気になる場合でもプレフィックス方式の通話がmineoにはあるからです。
(詳しくは以下の記事で「mineoでんわ」の解説しています。)
また、VoLTE SIMを使うためには、SIMフリー化が必要な場合が多いです。このSIMフリー化の手間をかけてまで、VoLTE SIMを使う必要性はあまり高くないと思います。
SIMフリー化をすれば、SIMフリー化されたスマホになりますので、スマホの価値が高くなります。SIMフリー化自体はお勧めですが、せっかくSIMフリー化をしたなら、わざわざAプランでは無く、Dプランを選ぶ方法もあります。
こんな場合はVoLTE SIMにする
こんな場合は、VoLTE SIMを選びましょう。
- 通話音質によほど拘る人
- VoLTE SIMにするのに、SIMフリー化が必要ない端末
- 元々SIMフリー化された端末を持っている場合
- そもそもVoLTE SIMで無いと使えない端末
SIMフリー化するなら、Dプランで運用もあり
SIMフリー化するならDプランにすることもできます。Dプランなら、そのままでも通話音質が高いので、通話音質に拘るならDプランで運用した方が良いかもしれません。
ただ、DプランとAプランは料金プランが微妙に違いますし、オプションも微妙に違います。また、プラチナバンドがDプランとAプランで違うため、別のプランに変えた場合、そのプランの回線の能力を完全に活かしきれないかもしれません。
【Dプランに変更・・・しかし問題が】
- 料金体系が微妙に違う
- オプションが微妙に違う
- Dプランにすると、Aプランのバンドの中で対応していないバンドがある
SIMロック、バンドについて詳しくはこちら
まとめ
mineoではVoLTE SIMのSIMカードも利用できます。VoLTE SIMは通話音質をあげるための技術が施されたSIMカードで、通話に使う回線を低速の3G回線では無く、LTE回線を利用しています。
VoLTE SIMは通話音質をあげてくれるSIMカードなので、一見良さそうですが、デメリットもあります。広い範囲で回線がつながる3G回線なら通話をできる場所でも、狭い範囲でしか回線がつながらないLTE回線だと通話が出来ないことがあります。つまり、VoLTE SIMのデメリットは、通信の範囲が3G回線より狭いことにあります。
また、VoLTE SIMの登場によってmineoのAプランのSIMカードの選び方が複雑になりました。誤ってSIMカードを注文してしまうと、2,500円程でSIMカードを再発行する必要があります。再発行の期間、また1週間ほどmineoが使えない為、間違えないようにSIMカードを選ぶ必要があります。
VoLTE SIM、SIMカードサイズの正しい理解があれば、ちゃんと事前に調べて正しいSIMカードが選べるはずです。この記事では、正しくSIMカードが注文できるように、詳しく解説してきました。
mineoは顧客総合満足度第一位の格安SIMです。ちゃんと運用できるようになれば、たくさんのサービス・サポートがmineoから受けられますので、きっと満足して使えると思います。
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