【中古スマホ・SIMロック解除】2019年9月から解除可能に
2019年9月から契約者本人で無くても解除可能に
現在(2018年9月)ではSIMロック解除は契約者本人が原則。したがってSIMロック解除をしないで中古スマホショップに売ってしまうと永久にSIMロック解除ができなくなってしまいます。SIMロック解除ができなければ、格安SIMに乗り換えにくいということも考えられます。
しかし、先日日経新聞で報じられたように、中古スマホのSIMロック解除も2019年9月からできるようになるようです。これにより、中古スマホが今までよりも使いやすくなります。
【続報①】
2019年2月20日にdocomoが中古スマホのSIMロック解除に対応しました。
現在オンライン(無料)かショップ(3,000円)でロック解除が可能です。
auとsoftbankは中古スマホのSIMロック解除は未対応です(2019年7月14日時点)。
【docomoのSIMロック解除の方法とメリットについて詳しく解説!】
【続報②】
2019年8月20日にsoftbankが中古スマホのSIMロック解除に対応しました。
SIMロック解除をできる人で「契約者本人に限る」が消されており、
softbank中古スマホもSIMロック解除が出来る様になっています。
auは中古スマホのSIMロック解除は未対応です(2019年8月23日時点)。
ただ、auも9/1以降に中古スマホのSIMロック解除に対応予定のようです。
【softbankのSIMロック解除方法とメリットについて詳しく解説!】
今回は、2019年9月の中古スマホSIMロック解除について、解説します。
目次
【2019年9月から】中古スマホもSIMロック解除が可能に
総務省が2019年9月から、SIMロック解除を中古端末にも義務付けることになりました。現在はSIMロック解除は契約者本人のみであるため、SIMロック解除をしないで、中古スマホショップに売ってしまうとそのスマホはSIMロック解除ができなくなってしまいます。しかし、2019年9月から中古スマホショップで買ったスマホでも、そのスマホが盗品でない等の条件をクリアされていれば、SIMロック解除ができるようになります。
<変更点>
- 中古スマホはSIMロック解除できない⇒中古スマホもSIMロック解除できる
<以下の端末は例外(SIMロック解除できない)>
- 分割払いが終わっていない
- 契約から100日程の「必要最低限の期間」が過ぎていない
- 盗品
詳細はこちら
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34685900Y8A820C1EE8000/
【得られる恩恵】どんな変化が?
今回の改正で、実際に消費者にはどのような変化があるのでしょうか。勝手に予測してみました。
- キャリアから格安SIMへ乗り換える人が増える
- SIMロック解除の価値が下がる
- より多くのキャリアに対応した格安SIMの需要が増える
- 中古iphoneの需要が増える
- 機種変更しやすくなる
【変化予測①】キャリアから格安SIMへ乗り換える人が増える
今後はキャリアに縛られないようになっていくため、格安SIMへの乗り換えが以前よりもしやすくなっていくと考えられます。
例えば、楽天モバイルはdocomo回線にしか対応していないので、SIMロック解除をしない限り、中古スマホでsoftbankのiphone6sを買った人は、そのiphoneで楽天モバイルを使うことが出来ません。しかし、改正後はsoftbankのiphone6sを中古で買っても、SIMロック解除をして楽天モバイルを使うことが出来ます。
【変化予測②】SIMロック解除の価値が下がる
現在(2018年9月時点)ではSIMロック解除は契約者本人であるという縛りがあるため、SIMロック解除をしたかしていないかで、スマホ本体の価値がかなり変わります。SIMロック解除をしてから中古スマホショップに売れば大体5,000円以上高く引き取ってくれます。
今後はSIMロック解除は中古スマホでも出来るようなってしまうため、SIMロック解除の価値が下がります。つまり、SIMロック解除済のスマホを改正後は多少安く買えるようになると思います。
【変化予測③】より多くのキャリアに対応した格安SIMの需要が増える
mineoやLINEモバイル等、複数のキャリアに対応した格安SIMの需要が増えます。理由は①の通り、格安SIMを使う人が増えると予想される為です。
今はキャリアから格安SIMに乗り換える人は、まだそれほど多くはありません。また、実際スマホの料金が気になって格安SIMに乗り換えたくても、格安SIMに乗り換えるためには自分で調べきることが必要になるのですが、なかなかそうできずに格安SIMに乗り換えられない人は多くいます。周りに聞ける人がいれば、格安SIMはさらに利用率があがっていくと考えられます。
格安SIMは、使えればどのキャリア回線でも良いというわけでは無く、プラチナバンドがある為、基本的にはそのキャリアで使われていたスマホは、そのキャリアの回線を使った方が通信が安定します。従って、色々なキャリアに対応している格安SIMの需要は今後増えていくと考えます。
【変化予測④】中古iphoneの需要が増える
iphoneはどのキャリアのものであっても、他のキャリアの回線でも安定して通信を行えます。アンドロイドスマホとは違い、プラチナバンドを気にする必要がありません。iphoneならau版でもsoftbank回線を使っても通信は安定して使えます。SIMロック解除すればどの格安SIMでも選ぶことができ、iphoneならどの格安SIMを使ってもバンドの問題で通信速度が不安定になるということは基本的にありません。
このようなiphoneの利点を知っていれば、中古iphoneのSIMロック解除にメリットがあるので、中古スマホのSIMロック解除の解禁に伴い、中古iphoneの需要が増えていくと考えます。
【変化予測⑤】機種変更しやすくなる
スマホが故障した時、修理を行おうとすると、数日間スマホを預ける必要があります。しかし、中古スマホショップで買い直してしまえば、故障した日のうちにスマホを使い続けることもできます。
中古スマホでもSIMロック解除が出来る場合、今までよりも幅広く中古スマホが選べるようになります。故障して一刻も早く中古スマホを買いたい場合を想定すると、今までよりも機種変更がしやすくなると考えられます。
まとめ
総務省の中古スマホのSIMロック解除について解説しました。
今後は、これまで以上に中古スマホショップや格安SIMを利用する人は増えていくと思います。それに伴い、日本中の人の通信費が少なくなり、他の事にお金が使えるようになるので、経済でも良い効果がありそうと思われます。
ただ、改正によって格安SIMへの乗り換えがしやすくなるだけで、格安SIMのサービスが変わるという話ではない為、格安SIMへの乗り換えを検討している人は出来るだけ早いに越したことはありません。月額5,000円~6,000円程、格安SIMの方が安い為、早く乗り換えた方が通信費が安くなります。
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